RoktがShopify導入企業向けアプリを提供するAfterSellを買収

SMB向けのオファー提供機能を強化し、Shopify利用者に向けた関連性の高い顧客体験の提供を実現

20,000社を超えるeコマース事業者が、今後RoktのAIテクノロジーを活用し、トランザクションモーメントにおける売上増加を可能に

この度Roktは、ShopifyおよびShopify Plusパートナーでeコマース事業者のアップセルやクロスセルを支援するAfterSellの買収に合意しました。Roktはこの買収を通じ、SMB(中小企業)向けサービスを強化し、20,000社を超えるSMB事業者へのクライアントポートフォリオ拡充を実現するとともに、それらのSMB事業者に対し、Roktがこれまで大企業向けに構築したものと同様のネットワークや強力なAIテクノロジーを提供することになります。

今回の買収は、Rokt独自のソリューションである「Rokt Ecommerce」のShopifyアプリを強化するものとなります。BlendJetやTrue Classicなど大手事業者がこのアプリを利用し、収益拡大や、顧客に向けたよりレレバンスの高い購入体験の提供を進めています。「Rokt Ecommerce」は、カートから購入確認ページまでのチェックアウトプロセスを最適化するとともに、トランザクションモーメントを通じて買い物客一人ひとりにレレバンスの高いオファーを提示することで、ブランドと顧客の関係を強化します。

AfterSellは、カートやチェックアウト、購入後のアップセルのカスタマイズを実現することで、Shopify事業者の売上増大を支援します。Good American、KitchenAid、HexClad、Miami Heat、Bloom Nutritionなどのブランド企業は、AfterSellを活用してAOV(平均注文額)を増大させ、同時に顧客のリテンション向上も実現しています。AfterSellの製品には、AOV改善とカゴ落ち(カート放棄)抑制のために設計された「UpCart」も含まれています。AfterSellとUpCartの全機能を、既存のRoktのShopifyアプリと組み合わせることで、事業者向けにより強力なプロダクトを構築し、SMB向けShopifyオファー機能へのさらなる投資を進めます。AfterSellは2019年に、Armon Shokravi氏、Dhruv Patel氏、Landon Fuhr氏、Varun Kundra氏によって共同で創業されました。

RoktのCEOを務めるBruce Buchanan(ブルース・ブキャナン)は次のように述べています。

「AfterSellはShopifyでSMB向けの優れた顧客基盤を築き、事業者から何百もの5つ星レビューを獲得しています。それこそが、同社の製品がいかに優れているかの証と言えます。今回の買収により、RoktはSMB顧客により優れたサービスを提供し、これまではアクセスできなかったような広告主とのつながりを創出できるようになります。これにより、当社の競争上の強みがさらに増すことになるでしょう。また、AfterSellチームの知識や専門性をRoktに取り入れることができる点も大変嬉しく思います。」

今回の買収により、RoktのShopifyアプリを利用する事業者にさらに多くのツールが提供されることとなり、顧客の購買体験を高めつつ収益拡大を実現できるようになります。また、Roktは2024年以降、カナダを拠点とするAfterSellチームによるRoktのShopifyアプリユーザーのサポートを大幅に拡大する予定です。

Roktのクローズドなマーケットプレイスは、数百社もの大手eコマース企業による50億以上のトランザクションに基づくインテリジェンスを活用しているため、事業者はシームレスなカスタマーエクスペリエンスを創出しつつ、顧客へ適したさまざまな種類のオファー表示を管理することができます。

今回の買収の発表に先立ち、Roktは昨年、フォーミュラ1の2023年チャンピオンチームであるオラクル・レッドブル・レーシングとのパートナーシップ締結や、チーフ プロダクト オフィサー(最高プロダクト責任者)であるSrishti Gupta(スリシュティ・グプタ)やチーフ マーケティング オフィサー(最高マーケティング責任者)であるDoug Rozen(ダグ・ローゼン)らエグゼクティブチームへの新規任用など、新しい取り組みに着手し、飛躍的な成長を続けています。